Toshiba-Logo今日の報道に接し思ったことから始めます。

「東芝、経営陣が「予算達成」圧力 不適切会計の背景に」という文字が躍っています。

月例会議で社長からの極度に厳しい追求というプレッシャーが不正を誘発したということです。

厳しく業績を追求することはある意味当然です。

ただ、これは私の私見ですが、

いつもクライアントには申し上げているのは、「目標に届いていない、どうなってるんだ」と言うだけなら、子供でもできるということです。
実際、そういう業績検討会は少なくありません。

担当責任者と原因などの情報を共有し、ときにはアドバイスし、更には側面支援する、そういう姿勢を伴った厳しさが本来のものであると常々思っています。

ところで、不正が起きる環境というのは、”Fraud Triangle”(不正の三角形)として有名です。

不正の背景トライアングル

正当化”Rationalization”とは、言い訳を許すような環境のことです。よくあるのは、「悪いことをやっているのは私だけではありません」。上層部も悪いことをやっている、そんな環境下では不正は頻発します。私自身、過去にそのような会社を少なからず見てきましたが例外なく不正が起こっていました。
東芝においては、あいつもあいつもあいつも不正会計やっているじゃないか、となっていたことは確実です。

機会”Opportunity”でよく言われるのは業務分担です。たとえば、記帳と出納をひとりが行う環境下では不正が起こりやすいということになります。営業マンに通し番号のない領収書の束を持たせるなどというのも、あまりにも稚拙ではありますが、その例になります。(実際に複数回見たことがあります)
この点が東芝においてどのようになっていたかは不明ですが、事業部長が経理担当に強い権限で操作をさせていたことは間違いないでしょう。
この点は、内部監査が全く機能していなかったということを想像させられます。

プレッシャー”Pressure”はまさに、この新聞記事で問題視されている点です。

不正のトライアングルが揃った環境下にあった、

私は不正を犯した人を責める以前に、
不正が起きやすい環境を作り出し、是正されることがなかったことこそ責められてしかるべきではないかと思うのです。

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