lgi01a201311270800tハーバード・ビジネス・レビュー(HBR)の4月号はIoTの特集でした。

「IoT」とは、「Internet of Things」の略で、一般に“モノのインターネット”と言われます。

これまで主にパソコンやスマホ、タブレット等のIT機器が接続されていたインターネットにそれ以外の様々な”モノ”を接続することで自動認識や自動制御、遠隔計測によって情報利用の高度化をはかろうとする技術、などと説明されています。

パソコンやスマホもモノですが、IoTと異なる点は、人の操作によってインターネットに信号が発信されていた点です。
IoTではモノが自ら信号をインターネットに発信しているという点が特徴となります。

どんなことに使われているんでしょうか?

HBR誌面から拾ってみました。

【IoTの例】

①電子看板
看板の前にいる人の年齢や性別をセンサーで判断して広告内容を変える

②家電
・洗濯機が洗濯物の汗の成分から体調を分析し、健康状態をモニターする
・掃除機がゴミの状況から部屋の環境を分析し、警告したり、対応方法を推奨したりする

③農機
コンバインのセンサーによって稲の状況を分析して、品質を知る

④製造装置
・状況や環境が予め指定したものになった時に一定の動作を自動的に行う

⑤建設機械
・故障や機能停止のおそれが差し迫っている場合に、先回りしてメンテナンスを実施したり遠隔で修理を行ったりする

⑥製品一般
・製品の使われ方を追跡し、オーバースペックを防ぐ
・顧客種別ごとの利用パターンを知り、市場セグメンテーションに活かす

このような分析や制御が、現場にあるハードそのものの機能として行われることもあるでしょうが、そうではなくクラウド上のソフトウェアで実施することの方がコスト的には格段に安上がりということになります。
既に我々は、例えばクラウド上のYouTubeを使うことでオーディオ機器を保有することなく音楽を楽しめます。専門の機器を持たなくでも画像処理をクラウド上で行うことができます。

同じことを、機械が人の手をわずらわすことなく行う、そう考えるとわかりやすいかもしれません。もちろん、緊急な対応が求められる場合とか、通信不良が許されないような場合には、現場のハードそのものに機械的に機能を持たせることになるでしょうが。

つまり、モノがインターネットにつながることで、「新たな機能性」が付加されたり、「信頼性や稼働率」が格段に向上したり、「ニーズと製品とのマッチング」がより精緻に行われたり、
などということが、人の手を介さずにユーザーによって利用されるハードから直接データを取り込むことで実現されるというわけです。

このようなIoTの進展によって、ビジネスはどう変わるのか、そのことについてHBR誌上で、マイケル・ポーターが分析をしています。

ここでは、マイケル・ポーターによる5フォース分析を参考に、一歩進めてメーカーだけではなく卸における環境変化と対応の方向性を模索してみました。

IoT_5ForceAnalysisメーカーにおいてのポイントは、ソフトウェアに関する技術をより高度化すること、

卸においては、ユーザーとの一層の緊密な関係をベースにした、メーカーとのパートナーシップの構築

が重要ではないかと考えます。


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